真光寺川まつり

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五條池―27年ぶりに「かいぼり」を実施

 2018年(平成30年)12月26日(木)〜27日(金)、東京都が真光寺川の右岸の権現橋と下堰橋の間にある池(通称五條池)のかいぼり(掻い掘り・池の清掃)を行いました。当会は発足以来この池の清掃を行ってきた関係からボランティアとして7名がお手伝いしました。

 東京都の担当は南多摩東部建設事務所(以下南東建)で26日午前8時から池の水抜きが始まりました。ポンプで水を吸い上げ真光寺川へホースで流します。池の生き物が捕りやすいように約半分の水を抜きました。水抜きの間に生き物の種類を想定して収納ケースのような水槽5個やたくさんの網を池の周りに用意されました。またドロの中に入り込んで埋もれてしまった小さい生き物をより分けるための3m位の仕分け台も設置されました。

山本代表のカイボリのお礼のご挨拶

 水抜きが終わり、予定の10時に南東建や業務を受託している東京綜合造園の皆さんと当会会員が集合して開始の挨拶を行いました。南東建の所長・担当の管理課長のご挨拶、吉原都議会議員のご挨拶、当会からは山本代表、長く池の清掃に携わってきた五條会員が挨拶しました。

 


10時15分、生き物捕りがスタートしました。最近テレビでやっていたお堀のかいぼりのような大きな池ではないので大きなコイやナマズやカメなどは棲んでいないが、小さい生き物がたくさん捕れました。エビが最も多く、黒メダカが100匹位、アメリカザリガニも約30匹、タモロコが10数匹、ドジョウが2匹、小さいフナも捕れました。


 最近テレビでやっていたお堀のかいぼりのような大きな池ではないので大きなコイやナマズやカメなどは棲んでいないが、小さい生き物がたくさん捕れました。エビが最も多く、黒メダカが100匹位、アメリカザリガニも約30匹、タモロコが10数匹、ドジョウが2匹、小さいフナも捕れました。

生き物捕り スタート
捕った生き物に歓声をあげる子供たち 子どもたちにも楽しんでほしいと事前に魚取りのチラシを池の周りに張り出したり近所の小学校に配りました。当会の会員のお孫さんや近所のみどりの森保育園のこども達が水槽に入れた生き物を見に来てわいわい喜んでいました。

すくった泥を土のう袋に詰める 11時 生き物をほぼ取り終えたので、昼食をはさんで3時頃までポンプ2台で泥水を吸い上げ真光寺川へ流しました。また並行して落ち葉と泥をすくい土のう袋に詰め池の広場のスミに積み上げました。池はコンクリート底に砂利が高さ約20〜30p敷かれていて、砂利に絡みついた泥や植物の根などなかなか取れず、再度川の水を注入し泥を溶かして川へ排水する作業を行いました。しかし泥がなかなか減らないため、急遽明日も泥さらいを続けることとして3時30分ごろ1日目の作業を終了しました。生き物は池に返せないのでメダカだけ会員の自宅へ持ち帰りエアーポンプで一夜を過ごすことになりました。

 
新しい水が入れられ、底が見える! 翌27日9時から作業を再開しました。前日と同じく川の水を入れ泥を溶かして川へ流しす一方底の泥をさらう作業を行い、11時30分ごろ泥水がかなり薄くなったので、川への流出を止め、水の注入のみを続けました。12時頃には川底の砂利が見えるほど水がきれいになり、参加者から「底が見える」「きれいに見える」と歓声が上がりました。昼食中にもかなり水が入り、十分な水量になりました。午後1時20分ころ生き物をきれいな池に戻しました。生き物が気持ちよさそうに散って行きました。アメリカザリガニは要注意外来種に指定されているため池に戻すのをやめ、池の周りの土に葬りました。

 
生き物を池に戻す 1時40分かいぼりが終了。積み上げた土のう袋は100個を超えたとのことでした。 池の設置以来27年振りのかいぼり作業で池がきれいによみがえりました。これからも池の清掃を通じて、市民にさらに親しまれる池となるよう取り組んでいきます。(記:黒田)